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性病・感染症用語 あ・か行頭しらみ
人に寄生するしらみは、種類が3つ あります。
写真の左から
・衣類に寄生する衣しらみ(コロモシラミ)
・頭部に寄生する頭しらみ(アタマシラミ)
・主として陰毛に寄生する毛じらみ(毛ジラミ)
ここでは 12才以下の児童に多くみられる 頭しらみ(アタマジラミ) について説明します。
Q.そもそも頭しらみはどんなものでしょう・・・
頭しらみの成虫はその体長が2〜3mm、全体に灰白色。十分肉眼で確認できる大きさです。衣しらみより一回り小さいが形態はほぼ同じ。3対の脚の先端は毛じらみほどではないがカギのようなツメがある。口器は吸血しやすい構造になっており、幼虫から成虫までヒトから吸血する。
産卵数は1日3〜4個、孵化に1週間、吸血・脱皮を重ねて約2週間で成虫になる。1〜2匹の頭しらみが寄生し産卵を繰り返す場合 ある程度の数まで増殖するには1ヶ月ほどかかる計算となる。激しい痒みが現れるのはこの頃からです。
頭しらみや毛じらみは病原体の媒介には直接関与していない。一方衣しらみは 発しんチフスや回帰熱を媒介する。しかし 寄生することにより激しい痒みが生じ イライラや不眠、そして皮膚を掻き崩し細菌の二次感染を起こして発熱や疼痛を訴えるケースも多いです。
Q.頭しらみは増えている・・・
清潔好きとして知られている日本人、
この日本でも頭しらみは1994年以降増加傾向にあるそうです。
かつて白い粉を頭からかけている学童の写真をみたことのある人もいるかと思いますが、
アレが有機塩素系殺虫剤。1971年にその使用が禁止され、園児や児童の間で頭しらみの集団発生が起きました。感染者数は増加が続き1982年には24000人とピークになりました。
その年ようやく頭しらみ駆除薬が認可発売され、感染者数も減少に向かい5年後(1987年)には 感染者数は1/10の1900人にまで減少しました。
しかし さらに5年後 感染者数7500人の小流行があり その後5〜6000人前後で推移、1994年度以降 頭しらみ症発生件数は増加傾向を示しています。
Q.頭しらみは子供に多い・・・
頭しらみの感染経路は 主として頭髪と頭髪の直接な接触。集団生活の中で活発に活動する園児や学童に罹患が多いのはこの感染経路によります。また 寝具やタオル、帽子などを共用することでも感染することもあります。
また 洗髪の回数や仕方にも関係があるようです。子供は洗髪するのを嫌がったり、少しお湯をかけるだけですますということも・・・。男児と女児を比較した場合 髪の長い女児のほうが寄生率が高い傾向にあり、丁寧な洗髪が必要です。子供に感染が多いというのは 先進諸国、開発途上国を問わず、同じ傾向。子供達の頭を洗う習慣と頻度は、気候的また文化的な背景が強く関係していて、一概に経済状態によるものではないようです。
Q.頭にしらみをみつけたら・・・
頭しらみの大きさは2〜3mm、十分に肉眼で確認できます。頭を掻いている子供の頭髪を親が丁寧に調べてしらみの成虫や卵を見つけることはよくあることです。あわてる必要はありません。落ち着いて対処してあげましょう。しらみ駆除薬は薬局で販売されています。丁寧に駆除してあげてください。
また タオル、櫛やブラシ等の共用をさけましょう。そして子供の着衣、シーツ、枕カバー、帽子等は温水(55℃以上)で10分間ほどつければ大丈夫。清潔に洗濯してあげましょう。
ちなみに 後頭部や耳の後ろのしつこい痒みは要注意です。
Q.しらみ駆除薬について・・・
しらみ駆除薬は
パウダータイプの 「スミスリンパウダー」 と
シャンプータイプの 「スミスリンLシャンプータイプ」 の2種類があります。
どちらも発売元は ダンヘルスケア株式会社(キンチョウの子会社です)。
【スミスリンパウダーの使い方】
1、手やくしなどでしらみのすんでいる場所に十分いきわたるようにする
2、散布して1時間放置後、水又はぬるま湯、洗髪用シャンプーで十分洗い流す
3、これを 1日1回、3日に1度、3〜4回繰り返す
【スミスリンLシャンプータイプ】
1、しらみが寄生している頭髪又は陰毛を水又はぬるま湯であらかじめぬらす
2、毛の生え際に十分いきわたるようにまた全体に均等になるようにシャンプーする
3、5分間放置後、水又はぬるま湯で十分洗い流す
4、これを 1日1回、3日に1度ずつ(2日おきに)、3〜4回繰り返す
どちらのタイプのお薬も 3日に1度 3〜4回繰り返して使用するのは
この薬では頭しらみの卵を除去できないからです。卵から孵化してきた幼虫を殺虫するためにこのような使い方をします。また すきぐしなどで丁寧に卵を除去してあげるのも効果的です。
Q.なぜ頭しらみは増えるのでしょう・・・?
経済的に発展し公衆衛生も進んでいる日本においても増加の傾向にあるのは、
やはりそれは 日本人のしらみに関する知識の希薄化によるものだと私は思います。
世界各地へ気軽るに行き来できる現在では 衛生的に未発達に地域へも簡単に近寄ることができ、世界規模の人の交流も盛んに行われ、各種の感染症が世界中を容易にかけめぐっているのだと思います。またしらみ自体を知らない世代の若い親が増え、しらみの寄生に気がつかないのかも知れません。
頭しらみを発見したらあわてずに対処しましょう。
適切に駆除薬をもいいれば2週間程で駆除できます。
[参考] しらみ駆除薬はインターネットの通信販売もありました。
健康メガショップのケンコーコムの情報を添付します。
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用途 頭シラミの卵のすきとりに適した専用くしです。
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