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性病・感染症用語 な・は行

破 傷 風

 破傷風は、破傷風菌(Clostridium tetani)が産生する毒素のひとつである神経毒素(破傷風毒 素)により強直性痙攣をひき起こす感染症である。破傷風菌は芽胞の形で土壌中に広く常在し、 創傷部位から体内に侵入する。侵入した芽胞は感染部位で発芽・増殖して破傷風毒素を産生す る。
 破傷風菌が産生する毒素には、神経毒(破傷風毒素、別名テタノスパスミン)と溶血毒(テタノリジン)の2種類がある。破傷風の主症状である強直性痙攣の原因は、主に神経毒である破傷風毒素によると考えられている。
 患者は通常3 〜21 日の潜伏期を経て特有の症状を呈するが、その段階は次の4 期にわけられる。
第一期:潜伏期の後、口を開けにくくなり、歯が噛み合わされた状態になるため、食物の摂取が 困難となる。首筋が張り、寝汗、歯ぎしりなどの症状もでる。
第二期:次第に開口障害が強くなる。さらに顔面筋の緊張、硬直によって前額に「しわ」を生じ、 口唇は横に拡がって少し開き、その間に歯牙を露出し、あたかも苦笑するような痙笑(ひきつり笑 い)といわれる表情を呈する。このような顔貌を破傷風顔貌と称する。
第三期:生命に最も危険な時期であり、頚部筋肉の緊張によって頚部硬直をきたし、次第に背筋 にも緊張、強直をきたして発作的に強直性痙攣がみられ、腱反射の亢進、バビンスキーなどの病 的反射、クローヌスなどがこの時期に出現する。
第四期:全身性の痙攣はみられないが、筋の強直、腱反射亢進は残っている。諸症状は次第に 軽快してゆく。 
新生児破傷風は潜伏期間が1〜2 週間で、特徴的な症状には吸乳力の低下などがある。発症 すると60 〜90%が10 日以内に死亡する。(参考文献:国立感染症研究所感染症情報センターHP疾患別情報より)